お客様エピソード
お客様とのご注文にまつわるエピソードをお伝えして参ります。
2018年 7月 K様 ichi横浜店 ご結婚指輪
お二人は同じ高校の先輩と後輩。当時から旦那様は奥様が好きで2回も振られたとエピソードをお聞かせ下さいました。その時はご主人の魅力に気付けなかったと、今思えばまだ若かったなと振り返しっておりました。
ichiに初来店された時、ご主人様は外国人で英語での接客をと身構えました。ところがお話をすると日本語がペラペラで拍子抜けした事を覚えています。
ご主人様はブラジル人のお母様と日本人のお父様を持つハーフで、ポルトガル語も話せるとのこと。通りすがりのちょっとした会話でも何を話しているのか分かると、バイリンガルの格好良さが滲み出ていました。
そんなご主人ととても可愛らしい奥様。リングはウェディング雑誌を見てのご来店。欲しいものが無骨なイメージあったそうで、ichiの鎚目や石地リングをご紹介したのですが、お話ししていると、もっとお二人だけの拘りがあるのではないかと思ったのです。例えとしてスタッフ自身のリングが無骨だったのでご紹介させて頂きました。すると、お二人共に気に入って頂けました。
取り留めもないスタイリングですが、時を経て傷という表情が付いている様が雰囲気の良いものになっていたので、お二人共にその無骨の中に刻んでいく表情を楽しみたいと。幅太のプレーンなリングをお選び頂きました。
リングが完成してから奥様はダイヤモンドを入れる位置を決めることとなっていました。有機的なフォルムなのでどこに入れようかと真剣に悩んでいる様も楽しんでいらっしゃいました。
とても大きなリングというキャンバスに、お二人のこれからの人生と重なるものが現れることが、楽しみで仕方ありません。