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お客様とのご注文にまつわるエピソードをお伝えして参ります。
2017年6月 ichi横浜店 Y様 婚約指輪
お二人は再婚同士。初婚の時にもそれぞれリングに興味がなく購入はされなかったそうです。そんなお二人が再婚した時も、いらないよねとお話しになり、これまで付けてこられませんでした。
そのような感じで時は流れ、最近に娘さんが結婚をされました。その娘さんから「二人も造った方が良いんじゃない?」と一言の提案が心を動かしたとお話し下さいました。それからはゆっくりゆっくりと1-2年と時間をかけて探されていました。旦那様がとても拘りのある方で、お店を回っているうちに造る手法やデザインのイメージが固まってきたとお二人。とあるデパートにある店長さんに鍛造であればichiさんが良いとお勧めされ、そこのお店は鋳造製作で店長さんも造るなら鍛造リングをと、お墨付きを頂いたそうです。そして、そのままの足でお越し下さいました。
ご来店された時にはしっかりとリングのイメージが固まっていて、プラチナとイエローゴールドの二層で正面がマット!と。一度価格の検討で中華街へご飯を食べに行かれるも、拘りのものが造れるのであればと、お造りさせて頂くこととなりました。
ご試着時には、まだ二色が合体していない状態でしたので、どうやって完成へ向かうのかイメージが出来ず「すごい!」と高揚しながらお写真を沢山撮られていました。
ご主人様は車関係にも興味があり鍛造にとても拘られていたため、より製作途中のものに興味を持って下さっていたようです。
完成時は、一生モノのリングができたと、とても感動されているのが伝わってきました。奥様から、ご主人様は細かいところにも拘りを強く持っているとお伺いしていたため、何も言うことがないと仰って頂いた時には、とても気に入った証拠ですと横から微笑んでいらっしゃいました。
しっかりと太鼓判を押されたリングになり、そんなリングを造らせて頂いたことに感無量な気持ちになりました。
長年付けなかった結婚指輪。ふとしたきっかけからお二人がリング探しへ。そんな大切な想いに応えられる職人であるように、これからも想いを寄せていきたいと思います。