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お客様とのご注文にまつわるエピソードをお伝えして参ります。
2017年6月 ichi渋谷店 H様 結婚指輪
美術系大学ご出身でグラフィックデザイナーをされている奥様はデザインにも造り方にも強い拘りをお持ちでした。
大学でもデザインを学ばれておられましたが、ご自身で手を動かして物造りすることがお好きで今では彫金を学べばよかったと仰られているだけに「鍛造」であることも重要視されていました。
また拘りを詰め込みながらも極力シンプルなデザインにしたいことは旦那様と共通のご意向でした。
最初は事前にご覧になられていた他ブランドのマット仕上げのリングをデザインの参考にされるも「もっとオリジナリティがある意匠」を求めておられ、ichiの石地が正にお好みとして有力候補に挙げられました。
さらにさりげない個性として一部にブラウンゴールドを挟み込む仕様にカスタムをくわえられました。
その後に唐草や鎚目も気に入られるも、やはり石地が良いとされ「これを気に入った以上、他のブランドには無い」と今後もリング探しを続けられるご予定を変更されてご決定頂きました。
ご試着時には石地が入っていない状態を興味深くご覧になられて完成を楽しみにお待ち頂くことに。
向かえたお渡しの日はお二人共にお風邪を召されていましたが、完成したと聞いたらすぐに受け取りたくなったと嬉しいお言葉を頂戴しました。
