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お客様とのご注文にまつわるエピソードをお伝えして参ります。
2017年 10月 T様 ichi銀座店 結婚指輪
奥様のご懐妊をきっかけにご入籍され、指輪が必要になったお二人。ご主人は「指輪のデザインに拘りはないので」と、終始奥様の好きな様にさせてやりたいと見守っているご様子。一方の奥様は「優柔不断だからなかなか決められない」と自分本位ながらも、「やっぱり(ご主人が)一番はじめに着けたのが似合っていた」とご主人にぴったりのデザインを選択されました。
しかし、気がかりなのは指輪の価格。スポーツマンのご主人は手がしっかりとして、細いリングよりは無骨な指輪がお似合いです。予算を気にされ、なかなか決断出来ずにいる奥様でしたが、「予算を超えても問題ない」と男前のご主人。互いを思って気を使われている様子が、少々ぶっきらぼうながらも見て取れるお二人で、こちらにも幸せが伝わってきました。お二人にぴったりの鎚目リング。完成する頃にはもうひとりのお客様に出会えるだろうと、わくわくする心持ちです。
